こんな奇跡があるのかと。
西安も最終日、1/29は念願の華山へ行ってきました。
朝7時すぎに宿を出発、チェックアウトを済ませ大きい荷物を預かってもらい外を出るとまだ真っ暗。それでも飲食店は準備を始めていました。雨よ、雪よ降らないでくださいと願いながら^ ^笑
地下鉄にまず乗り、北に10駅ほどいったところにある大きな駅『西安北駅』を目指します。(4元・70円)
西安北駅に着きました。
そこから高速鉄道に乗り、華山北駅に向かいます。
地下鉄のホームを出ると目の前にチケットカウンターが広がっていました。
多分ここだと思い問い合わせるとここでチケットが買えるみたいです。
中国では電車に乗るときにもパスポートの提示を求められるのと同時にセキュリティーチェック(手荷物検査)がおこなわれます。パスポートは買うときに1回、ターミナルに入るときに1回、合計2回提示する必要があります。
切符にはしっかりと名前が印字されています。
日本の新幹線の切符と見方は同じで8:10が出発、右側の03が号車、02Fが座席となります。購入したのは二等席でしたが一等席もあるみたい。値段は不明です。(54.5元・940円くらい)
車内はとても快適で、日本の新幹線に負けてないと思います!乗務員さんや警備さんも載っていて、掃除をする女性の方もいました。乗務員さん美人♪
外の風景は西安市から離れて、田舎の雰囲気が漂いなんか落ち着きます。
ここで!
この華山の旅を左右する奇跡の出会いがありました。
偶然隣の席に居合わせた中国人の女性に話しかけられ、目的地が同じだということがわかると喜ばれ「一緒にいこう!」と言われました。
张茜さんという女性の方、31歳で教師をしていて英語が喋れるということで会話が弾みました。お子さんともう一組の親子連れの計4名で華山にいくらしく、一緒に行動することに!
この子供たちがほんとうに可愛い!
6歳と7歳でなんと英語も過ごし喋れました。
40分ほどして、華山北駅に到着。
タクシーの呼び込み、軍手売りのおばちゃんたちを避け、もともとは無料のシャトルバスに乗る予定だったのですが、そのご家族の親戚の方が華山のチケット販売所までの道のりをいっしょに車に乗せてくれることに!
チケット販売開始までまで時間があったので雪遊び
販売開始!
チケット窓口に、長い列に並ぼうとしたのですがここでもその家族の方々が団体のカウンターで自分のぶんのチケットもとってくれました。
本来海外の人はもちろん、中国人も身分証やパスポートの提示が必要なのですが、僕は一切不要でした。ほんとうに感謝感謝です。
チケットを買ったあと、
1.バスで移動、20分
2.ロープウェイで移動、8分
3.ようやく山登り開始となります!
ロープウェイは西峰ルートと北峰ルートがあり、雪の関係で朝は北峰ルートのみ動いていました。
華山にようやく到着しました。
華山には東西南北それぞれ4つの頂上と長空桟道が見どころとなっています。時間と体力さえあればすべてを1日で見て帰ることができます。南峰の頂上が華山の最高峰2,154mです。
日本にはなかなかない風景の山々が壮大で、空気もきれいでした!思ったよりも観光客はたくさんいました。
北峰の山頂をまずクリア
その後、1時間ほどは電車で出会った家族と一緒に登っていたのですが、次のルートへは険しい道が続く、、、ということで、ちびちゃん2人ともう一組のお母さんとは別れて、张茜さんと2人で登ることに!
ここは普段運動をしていない人にとってはレベルの高いコースだと思いました。张茜さんもとても辛そうで、東峰の山頂で別れることになり...(>_<)
ぼくは歩みを進めてダッシュで南、西を目指すことにしました!
南峰に行くルートの途中に長空桟道がありました。ここが一番の華山のメインで楽しみにしていたのですが、、、、、
雪のためcloseしてました。。
まぁ、仕方ないので写真だけ撮りました!
さいご、西峰にいき、ダッシュで下山!
バスが間に合うかという戦いを無事制しました^ ^
無料の帰りのシャトルバスの車内、、
ここで奇跡が!!
なんと行きにあった家族と再び再会することができました!!!!!
こんなことがあるのかとお互い驚きました!
西安市内まで一緒に帰り、地下鉄の降りる駅も一緒でした。
最後は記念撮影!
ほんとうに心に残る華山旅になりました。
日本人は中国人に対していろいろな偏見の目があるかもしれない。ぼくも行く前はなかったわけではないです。
しかしあらためて思いました。
ぼくがあった家族の人たちはとてもあたたかかった。思いやりがあって、やさしさがあった。
要は人なのだと。
自分の目で見て初めてわかることがたくさんありました。
国籍なんて関係ない。
その国ごとの風習や育ってきたルールがあるだけで、親しみは全世界共通なものだと。
華山に登って素晴らしい景色を観れた。
それは目的達成。
けどそれ以上にぼくは张茜さん家族と出会ったこと、そこでの1日の出来事が何よりも思い出に残りました。これは忘れることのない出来事。
人としてどうありたいか。
张茜さん家族との出会いがぼくを特別な感情にさせました。
中国の西安旅のラストの心がほっこりする奇跡の出来事でした!